講座のご案内  27日 15:50〜17:40 

講座と下の読書会は同じ時間帯ですので、どちらかから一つをお選びください。

読書会のご案内 27日 15:50〜17:40 

読書会は5ジャンル、以下の作品を取り上げます。事前にお読みになってご参加くだされば、より楽しいと思います。

 

 絵本『ふたりママの家で』

 パトリシア・ポラッコ絵・文/中川亜紀子訳/サウザンブックス社

 

「家族のあり方」「一人一人の権利や自由が守られる社会」等、絵本から話し合えるのではないか、テーマのはっきりした絵本の読みきかせ実践としても、交流できたらと思います。この本の編集者も参加予定です。

担当 鈴木佳代子 司会 田中秀行

 

幼年文学 『パイパーさんのバス』

エリナー・クライマー作/小宮由訳/徳間書店

 

次々起きる困り事がユーモラスに展開し思わぬ結末へと続きます。皆さまの自由な感想から「幸せな未来の作り方」へ、ご一緒に迫りましょう!訳者小宮さんに伺った作品についての話もお伝えできればと思います。    

担当 青柳智恵  司会 福岡淳子

 

児童文学『兵士ピースフル』

マイケル・モーパーゴ作/佐藤見果夢訳/評論社

 

邦訳されている30作品のどれかを読んで、その作品の内容から興味をもった事柄や調べた本などをグループに分かれて紹介しあい、広がる読書の楽しみを味わうと共にモーパーゴの世界に迫る。 

 

担当 小池淑子   司会 池田茂都枝  

 

 科学『クジラのおなかからプラスチック』

保坂直紀著/旬報社

 

便利に使っているプラスチックは、どのようなものだろうか。海に流れ出したプラスチックの生物にあたえる影響や問題点など、海の仕組みからも考えを深める。子どもたちにどのように伝えていけばいいかも話し合う。参考図書として『海まるごと大研究』全5巻(2016)、『ポリぶくろ、1まい、すてた』(2019)。 

担当 増本裕江 司会 工藤幸枝  

 

 ヤングアダルト文学『エヴリデイ』(部屋番号)

デイヴィット・レヴァサン著 三辺律子訳 小峰書店

 

家族も自身の体も名前さえ無い「A」は、毎日違った誰かの体で目覚め、その人物として1日を過ごす。恋によって人との繋がりを求める「A」と様々な環境に育つ16歳の心情を読み広げたい。

 

ヤングアダルト 担当・司会 山中かおり     

分科会のご案内 28日 9:30〜14:20

興味深い分科会が目白押しです、でもご注意を! 分科会は一つしか選べません。

分科会10 図書館と出版

28日9:30〜14:20

 

 

 この分科会では「これからの出版に期待すること-出版する立場から  & 本を手渡す側から-」という内容で子どもたちに本を手渡す立場の図書館関係者と出版社方々にお集まり頂き、図書館資料をめぐる状況についてなど話し合いを進めたいと思います。

参加者として出版社の方々に本を刊行するまでのお話をお聞きしたいと編集者の方々に参加のお願いをしています。当日、編集に関われた本をご紹介頂く予定です。

 

はじめに話題提供者2名の方にお話をして頂き、その後で参加者で話し合いを行い、後半では、選書を行う上で図書館員(公共図書館司書、学校司書)はこんな本がほしい、出版を期待する本についてなど、編集者の方々と意見交換を行います。

 

話題提供者のお一人、さ・え・ら書房代表取締役 浦城寿一さんからは下記の内容で、お話を頂く予定です。(当日の要項原稿の一部です)

             

話題提供① 2020年度から始まる「SDGsの学び」 

浦城寿一(さ・え・ら書房代表取締役) 

2020年度から始まる学習指導要領にはSDGs(エス・ディー・ジーズ、持続可能な開発目標)が掲げられている。SDGsとは、誰ひとり取り残すことなく、すべての人が将来にわたって、この地球に住みつづけられるようにするために、現在の世界がかかえている「人、社会」「経済」「環境」にかかわる問題の解決に向けて17の目標を定めたものである。

              (中略)

新しい学習指導要領によって、SDGsをどのように浸透させ、それを生徒たちがどのように受け止めるのか、注目している。

小社はSDGs関連で以下の図書を出版しているので、これらの本の紹介をさせていただく。

【参考図書】

『知っていますか? SDGs』制作協力 日本ユニセフ協会 20189

『ポリぶくろ、1まい、すてた』ミランダ・ポール 文 エリザベス・ズーノン 絵 20192

『身近にできるSDGs エシカル消費(全3巻)』山本良一 監修 三輪昭子 著 20195