この実践・研究賞は、当会創立50周年を記念して2016年に創設されたもので、広く全国で実践や研究などを行なっている会員らの業績を顕彰し、会の内外に広め、共に活動の糧とするために設けられました。応募資格は会員、学生会員、『子どもの本棚』定期購読者のうち、個人またはグループで、「子どもの本」に関する実践ないし研究のなかから、優れた実践ないし研究をなした個人またはグループに授与します。十分な成果があがっているとまではいえないが、今後の発展が強く期待される実践ないし研究については、実践・研究奨励賞を授与することもできます。なお、グループの場合は、メンバーの半数以上が会員、学生会員、『子どもの本棚』定期購読者のいずれかに該当することが必要です。
年1回募集をし、6月の定期総会で発表しています。選考にあたっては、理事会にて選考委員会を設置し、厳粛に審査をします。ただし、該当者のない場合もあります。
会員の皆さまからの応募をお待ちしています。
なお受賞の内容や受賞者の言葉などは、「子どもの本棚」や大会などで発表していきますのでお待ち下さい。
大賞 |
千竈八重子(大分) |
図書館・学校図書館・地域をつなぐ子どもの本の普及活動に対する貢献 |
大賞 |
平湯文夫(長崎) |
学校図書館・公共図書館・司書養成・子ども図書館や文庫創設・発展への貢献 |
大賞 |
浅川玲子(山梨) |
公共・民間の両面から山梨県の読書推進をけん引し、後進育成に尽力 ~「山梨子どもの本研究会」50年の活動とともに~ |
大賞 |
今関信子(滋賀) |
子どもの本の創作と普及 |
実践・研究賞 |
飯塚須磨子(静岡) |
絵本専門店グリムのあくなき挑戦!地域に根ざした文化の拠点として、子どもの豊かな心を育み、大人の学びの場として文化活動、読書活動を目指す |
実践・研究賞 | 野口武悟(東京) | 障がいのある子どもの読書に関する実践と研究 |
実践・研究賞 |
いぬくら子ども文庫 (代表 渡部康夫)(神奈川) |
地域における読書活動の展開 いぬくら子ども文庫の活動を通して |
実践・研究賞 | 福岡淳子(東京) | 学校司書が仲間と共に学ぶ場を作ることによって得られる成果 (学校図書館の実践を通じて) |
実践・研究賞 |
福岡支部(代表 鈴木研)(福岡) |
福岡支部の40年の活動の歴史ー「福岡支部40周年記念誌」作成を通して」 |
実践・研究賞 |
「障害と本の研究部会」(代表 菊地澄子)(東京) |
『障害に関することを描いた子どもの本のリスト』の作成 |
奨励賞 | 清水鉄郎(京都) | 地域に根ざす子ども文庫をめざして |
大賞 | 金子多美江(埼玉県) |
読書の喜びを広げ深めるーフィリピンの少数山岳民族の 村落マガタを中心に |
奨励賞 | 藤重育子(兵庫県) |
「絵本の読み聞かせ」相互評価から見られる 保育者養成学生の実態
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特別賞 | 上島陽子(長野県) | ブックトーク |
特別賞 | 田中昭子(山梨県) | 物語理解における子どもの発達ー因果的思考を中心に |
募集は毎年10月からです。会員の皆さまの実践研究をぜひお寄せください。また2023年度からは、ご自身による応募と、さらに会員の方々からによる推薦も承ることになりました。下に2種類がありますので、必要に応じてお使いください。会員の方々から応募もむろんですが、積極的にご推薦があることを希望します。